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穴熊にはと金攻め

穴熊は将棋の囲いのなかで最も硬い囲いであると言われ、攻略は簡単ではありません。そんな、穴熊を攻略するには「と金」で攻めるのが有効であるという言葉です。
と金は元をただせばただの歩で穴熊の金銀と交換してしまえば、相手は受ける駒がなくなってしまいます。図のように▲5三歩と打ち、▲5二歩成りから▲4一と金が遅そうに見えて実は早い攻めです。


居玉は避けよ

将棋の基本中の基本と言える言葉です。玉は将棋の中でいちばん大切な駒で玉を居玉(最初の配置の位置)のまま戦うのは危険なことです。
図のように玉を囲ってから戦いを始めるのが将棋の基本と言えます。近年、誕生した「藤井システム」は居玉のまま戦う形ですが、例外中の例外です。


一段金に飛車捨てあり・大駒の捨てどころ肝要なり

一段金とは金が一段目にある状態を指します。金が一段目にあるということは、基本的に飛車の打ち込みに強いということです。つまり、「一段金に飛車捨てあり」とは一段金は飛車を切って強気に攻めても大丈夫ということを表した格言です。
図は横歩取りの戦形です。先手は一段金でここから▲2三飛成り△同金▲3一角と強気な攻めが成立します。
このように大駒をいつどこで捨てるかは非常に大切で、捨てどころのタイミングしだいで勝負が大きく左右されることを「大駒の捨てどころ肝要なり」という格言が示しています。


一歩千金

ひとつの歩は千の金の価値に匹敵する場合があることを指す言葉です。
図は次に△4九龍▲同銀△3九角打以下詰みの攻めを狙われています。ここで▲5九歩と打つのが良い手で相手の攻めを防ぐことができます。


王手は追う手・うまそうな手に注意せよ

将棋では王手がかけられるとついつい指してしまいますが、片方向からの攻撃は逃げられやすく、「王手は追う手」は玉を詰めるときは両サイドから攻めろという言葉です。
図は後手番ですが、△2一金と打つのが良い手です。この手で相手の玉は逃げられなくなります。
△2五龍は王手をしながら金を取る手で一見おいしそうな手ですが、▲3二玉と逃げられて捕まりません。「うまそうな手に注意せよ」この格言がしっくりきますね!


大駒は近づけて受けよ

飛車、角の大駒と呼ばれる駒は非常に攻撃力が高く、相手の大駒の攻撃にも細心の注意が必要です。
図は次に後手が△3九角を狙っているので当然受けが必要です。終盤の忙しい場面ではどのような受けが効果的でしょうか?正解は▲6九歩です。

一見ただで竜に取られてしまいますが、次に▲5九金打ちを用意しています。これで 後手は龍を逃がさざるを得なくなり先手で受けが利きました。「大駒は近づけて受けよ」は大駒は引きつけたほうが受けやすいという受けの心得を指しています。最終図では龍が逃げた後、状況によっては▲6九歩もありえます。


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